アメコミって原点

子供の頃からちょぼちょぼ紙の切れっ端に漫画みたいなもの(落書きとも言う)を書き連ねてきたけど、本格的に漫画を書き出すきっかけになったのは「月刊スーパーマン*1を買ってから。それまでは小6の時に初めて劇場で観たタワーリング・インフェルノの衝撃から、まんま洋画大好き少年だったのだ。当時札幌駅にあったテアトルポー(三番上映なのでメチャ安かった)に通いながら、深夜の洋画ドラマ*2を観漁りつつ「スクリーン」「ロードショー」「テレビジョンエイジ」を買うようなイカれっぷりだった。同好の士サトウ君がいたってのも大きかったけど…。で、洋モノリンクで月刊スーパーマンをちょっと買ってみて…見事に転んだのだ。さすがに原書を買い漁るような暴挙には出なかったが*3、その後の日本語版アメコミはたいがいおさえる性癖を持つに至る。で、当時のアーティスト人気ナンバーワンのニール・アダムズやらフランク・フラゼッタやらカート・スワンやらのイラストを模写する所から漫画描きの本格化が進んでいったわけで。当時の自分の描いたノート漫画なんかを見返すと、顔的には石森章太郎の影響が濃いんだけど、話のスジとかにずいぶんアメコミ色が強いなぁと感じる。
パソコンレクチャーは雑誌の性格上左開きだったんだけど、何の違和感も無く描いてこられたのは、案外このアメコミ趣味のおかげだったのかもしれない。

*1:1978.1〜1979.12 マーベリック出版:映画スーパーマンの公開に合わせて刊行された

*2:コロンボなんかは当然で、CHiPsやらTheRockfordFiles,Switch,Kojak,Baretta,The600MillionDollarMan,JasonKing,MacCloud,BionicWoman,MASH.....もう手当たり次第

*3:さすがに経済的にそこまでは無理