BATMAN HASH! 1巻

久々のジム・リー作品。にしても、なんかX-MENのリニューアルを手がけたときに比べるとずいぶん絵がソフィストケートされちゃってないか。なんというか、ネタがバットマンだけに叙情的にしたいんだと思うけど、ジム・リーの持ち味の一つであった大胆な構図での迫力ある決めポーズ、が全然感じられない。当時のマグニートーウルヴァリンの絵なんて、身震いするほどカッコ良かったのにぃ。ワイルドストーム立ち上げたときのGEN13まではまだ良かったんだけど…ストーリーも今ひとつウェット過ぎてどうかなと思う。いつもそうなんだが、ジム・リー作品は伏線が甘すぎる。展開上唐突過ぎるパターンが散見されるんだよね。そのへんが、マクファーレンなんかと比べると、ストーリーテリングの弱さを感じる。マクファーレンは伏線を結構張りまくっているので、マニア的には凄く面白い。忘れていたような伏線だったりもするけど、それほど唐突さが無いので、素直におお、そうきたかと思えたものだが。もっとも、SPAWNも第二シリーズまでなんですけどね。燃える展開なのは。
…やっぱ自分で描かなきゃダメですか?