自家製コーンスープ

…と書くと非常に美味そうなものだと思う。そこはとある副都心にあるインド料理屋。もっとも副都心というには寂れすぎているので、田島ハルさんのお店なんかにくらべると随分インドの心を忘れているかもしれない。
で、席数が40を越してるにもかかわらず、店員が3人しかいない*1状況では休日夜はバイキング方式をメインにしたいキモチは良くわかる…っていうかこの期に及んでまだレギュラーメニューも受け付けるというのはどういう了見か。
全然サービスも何もかも追いついていない。
バイキングメニューのうち、カレー4種+スープ2種のうち*2、常に2種は売り切れ状態。必死に追加を頑張る様は決して手抜きでは無く、あぁ、回ってないんだなぁ、というのがわかるんだが。ゆで卵の入っていない卵スープカレーとか、チキンの無いチキンスープという状況が長く続くのは、喰う側にとってはいささか厳しいものがある。ナンだけはインド人のオヤジが脇目も振らずに一心不乱に焼きまくるので、おかわりには事欠かないんだが*3。…そのスープのうちの一つが「自家製コーンスープ」。我が『いとしいしと』とその付属生命体は、入店後まず最初にそいつを頂いたのだが、曰く「ちゃんと自分家で作っているという感じでなかなか美味しい」と。見た目も煮込まれて飴色になったコーンの粒がいかにもコーンスープだ!という感じで、なかなか好感が持てる。
ほんで、なんだかんだ言いながら一通り喰いまくった上で、件のコーンスープを味見してみようと取りに行ったわけだ。
…なんか白いスープになってるんですが。
…とろみが全く無くて、サラサラしてるんですが。
…浮き実が真っ黄色の缶詰みたいなんですが。
あれぇー作りたてはこうなのかなぁ〜それにしては様子が…と思いつつ、どうにも怪しいのでカップにほんの半分だけにしたのはいま思えば慧眼というか自衛本能というかフツウそうだろうというか。さーそれでわあぢわってみませぅー。

  明らかにホットミルクに粒コーン

ええ、塩気も何もありませんよ。薄いスープですらないんです。書いたまんま。暖めた牛乳にコーンが浮いている、以上。インドではこれもコーンスープと呼ぶのでしょうか…
うーん実はデザートが非常に美味だったんですが全てこのインパクトに印象が霞んでしまいました。大丈夫か…来月まで保つのかこの店…売りのナン食い放題も4月からおかわり1枚に変更だそうだし…(いや実際2枚も喰えばフツウ十分なんですが)

*1:店長兼レジ係兼ウェイター+ウェイトレス+インド人コック

*2:開店当初はカレーだけで6種のバイキングだったので、どうやら保温鍋が6つしか無いらしい…

*3:いや、でも、野菜カレーばかりの状況でナンばかりあってもなぁ