ダンジョン&ドラゴン

いろいろ『いとしいしと』からのツッコミはありましたが、D&Dの世界を忠実に再現したという点ではほぼ完璧に近い映像化。ちょっと城とかの建造物がCG的過ぎる(表現はいいんだけどカメラワークが良くない)とか、登場人物の髪型(!)が現代人的すぎ(いや、D&Dは異境の話であって決して中世の話ってわけではないので別にそういう人たちなんだって思えばそれで済む話ではあるのですが…でも悪役の人のシチサン分けはいくらなんでもどうにかならんのか)

  • カワイイ顔してやることがエグい女王様(ていうか王女さまって見かけ)。ノーマルドラゴン(ちょっとゴールデンぽいんですが)使役しまくり。序盤の、弱気な態度は何なんだ?
  • 魔法使いは基本的にみんなメイジ。マジックミサイルとかマジックロープとか通り抜けフープもどきとか、半分死んだ奴の蘇生とか、トラップたっぷりのダンジョンとか、沈む絨毯と、いやぁD&Dで出てきた小ネタはほぼ網羅されてるなぁ!
  • 女性陣はすべからく胸がご立派なのはご愛敬というか、D&Dではそもそもお約束?
  • 某漫画では通称:鈴木土下座右衛門もしっかり登場。皆さんここは笑う所ですよ。
  • ドワーフの小汚さとか金にこだわるとか、エルフは長命とかは当然のように、シーフは素早いだけでなく剣戟のスキルも持ち合わせているあたり、ほんとにD&Dの種族設定が生きていて嬉しくなりましたね。
  • もっとも、これとて指輪物語ナルニア国物語なんかからのスピンオフであるからして、オリジナルには経緯を払った上で楽しみたいものです。そういう意味では、予告編に出てた「ドラクエのルーツがここに!」…それは違うだろう!と。ドラクエが孫ならD&Dは子なのだ。忘れないようにね>関係者

ああ、でもそういうお約束ごとはみんなどんどん忘れて行くんだろうなぁ。押入のどこかにAD&Dのスターターキットとかあったはず。ほっくり返す気はないけどね。